木村 翔

佐倉製造部 製造課
2016年入社

幼いころから、「エコ」に対する意識が高く、大学では環境エネルギーについて学ぶ。現在、製造チームの一員として、早く一人前になれるよう奮闘中。

真剣に環境を考えたからこそ、
生まれた事業だと感じました。

「このままじゃ地球がなくなっちゃう」。小さい頃、よくニュースで地球温暖化などの問題が取り上げられていました。「なんとかしなくては」と、子どもながらに思ったのをきっかけに、大学では環境エネルギー学科を選択。主に環境について学んでいました。友人は、電池や原子力に携わるエネルギー系の企業に就職をしていきましたが、私は直接環境に関わる仕事がしたいと思い、東京ボード工業への入社を決めました。 木質廃棄物を利用して作るパーティクルボードには、「炭素固定化」という理念が込められています。焼却を行わないリサイクルをすることで、CO2を出さないようにする。そんな事業を行っているところに惹かれました。かなりニッチなことをやっていますが、その分合同説明会では目を引きましたね。初めは“木質廃材を板にする”というイメージがつかめませんでしたが、説明を聞いてなるほど。これは直接環境に関われるし、これからも絶対に必要となる事業だなと思いました。

オーバーヒート寸前。
主力の機械を止めてしまう
ところでした。

コンクリートはアルカリ性。知りませんでした。何かというと、パーティクルボードを作る上で必要な知識なのです。今、所属しているのは佐倉工場の製造課。集められた木質廃棄物を様々な工程を経て、パーティクルボードにしています。木質廃棄物を粉々に破砕して、それに接着剤を混ぜてプレスして板にする。その接着剤を混ぜる工程で、細かいコンクリートが入っていると接着剤をアルカリ性で固まるものに変えなければいけません。
そういった専門知識など、まだまだわからないところは多いですね。その中でも難しいのが機械関係。大学時代では学んだことがなく、全く知識がないので苦労しています。一度、機械全体を冷やす役目をしている機械が止まっているのに気がつかなくて、危うく主力の機械をオーバーヒートさせそうになったことがありました。幸い、先輩が気付いてくれたので助かったのですが、それ以来確認だけは怠らないようにしています。

やっぱり、頼るよりも、
頼られたい。

夏場の機械は、ものすごく暑い。特にプレスの機械が。だから、上司や先輩はいつも「水分補給しろよー」など気をつかってくれます。おかげで、何か不具合やトラブルが起きた時もすぐに相談ができる雰囲気です。それが、東京ボード工業の特徴ですかね。また、同期の存在もすごく助かっています。一人じゃないというか、そんな気持ちにさせてくれるのです。チーム制で2日ずつの夜勤と日勤をシフトで回しているので、なかなか同じ時間に仕事をすることは少ないのですが、交代の時などに顔を合わせると不思議と『頑張ろう』と思えます。そして、今後の目標は、一人で仕事ができるようになること。今は先輩や上司にたくさんの質問をしていますが、後輩ができたら自分が質問される側になりたいなと思っています。そのために覚えることはたくさんありますが、日々成長を感じることができているので楽しいですよ。